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和泉川[23/100]

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今回紹介するのは、横浜市の西部を縦に流れる2級河川、和泉川。
駅で言うと、相鉄線の三ツ境駅やいずみ中央駅の近くを流れる川です。

横浜で生まれ育ったわたしにとって、身近な川というのは、コンクリートに覆われた、ただ水を流すための装置でした。
ともすると、ゴミを捨てる汚いところ、入ってはいけないところ、というイメージすらあったほど。
(自宅から歩いてすぐのとこにある細い川は、いつも暗くて、自転車や、自動車の部品などの産業廃棄物が捨ててあるという川だったので)

もちろん、丹沢の渓流を見たこともあったし、相模川の下流の幅広い流れを見たことはありましたが。
それは同じ川とは言っても、身近ではない、別次元の話。
ともかく、生活に密着している川というのは、とても“遊ぶ”というイメージではなかったのです。

しかし、同じ横浜市にも、気軽に遊びに行ける身近な川というのがあるんですね。
その1つが、和泉川なのです。

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実は、和泉川というのは、その上流(瀬谷区)がふるさとの川整備事業のモデル地区に選ばれ、大規模な環境整備事業が行われて、そのデザインや周辺の活動が賞を取ったりもしている、実はちょっと有名な川だったりします。

そのモデル地区として整備された場所に、実際に行ってみると、きっと「ここって本当に横浜?」って思うはず。
川もその周りも緑に溢れて、周りの家も、なんだか川に沿うように、自然と馴染んでいるのです。
川沿いを歩く人も多くて、大体いつでも虫や川の中の生き物をとって遊ぶ子供の姿を見ることができます。

もし、自分が小さなときも、こんな川が近くにあったら、ちょっとは違った価値観を持っていたのかもしれないな。と、羨ましくなってしまうくらい素敵なところ。

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ただ川やその周りに木を植えたというだけではなく、周りの自然と一体となった川空間は、本当に歩いていて気持ちのよいところです。
歩道がコンクリートで舗装されているのではなく、“土”っていうところがまた歩いていて心地よいんですね。
都会の中って、なかなか土の上を歩くこと、ないですよね?

ちょっと自然に触れたいなぁ、と思ったとき、気軽に歩いてみるのにおススメです。

また、和泉川と境川の合流する地点には、大規模なビオトープも作られている途中で。(県立境川遊水地公園)
なんだかわたしはそのあまりの広大さに驚いてしまったのですが…
これからどのようになっていくのか楽しみです。



和泉川(地図
相鉄線三ツ境駅・いずみ野駅・いずみ中央駅から徒歩
(三ツ境駅で降りて、川沿いを下って歩くのがおススメです。宮沢遊水地を過ぎるとバス通りに出るので、バスで近くの駅まで行くこともできるので。
いずみ中央駅前には地蔵原の水辺あり。
県立境川遊水地公園には湘南台駅が近いです。)
by 100scenes | 2007-12-03 13:02 | 横浜


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